ミュージックトランサ技術開発者  寺垣 武  メッセージ
レコードのカッティングマシーンに投入されるパワーが数百ワットであることに驚愕してレコードプレーヤーの研究開発を始めました。
二十年後に、オーディオテクニカ、リコー、セイコーエプソン等関係各社の大変な努力により、Σ2000からΣ5000まで商品化されました。
ご購入された方々から御好評を戴き大変うれしく思っております。
これらの製品に流れている信念は、「美しい音づくり」ではなく、「レコードの溝に刻まれた音楽を正確に取り出す」ことに徹底してこだわりました。
言い換えれば、これらのプレーヤーは「連続表面粗さ計」とも言えるほどです。

ところが、既製のスピーカーで再生すると確かに今までにない音は出ましたが、レコードに刻まれた情報はまだまだ在るように思えました。そこでスピーカーもプレーヤーと同じく開発し直す必要性を痛感しました。

そこで「音は発生も伝達も物質の物理現象」つまり波動工学を基本としながら研究開発を重ね、これまで第一号試作より27年間にわたり数十種類のスピーカーを製作して来ました。このスピーカーの音に対し、驚きと感動の賛辞を戴いています。

そしてこのたび、TMTJapanの約二年に亘る大変な努力により、「寺垣ミュージックトランサ」として商品化されました。

音楽を愛好する皆様に、このシステムで最高の楽興の時を楽しんで戴ければ開発者として大変喜ばしい限りです。